ありがとう台湾!がんばれ東日本!チャリティー演奏会
台北稲門会事務局 |
4月1日、台中の中山堂にて「ありがとう台湾!がんばれ東日本!チャリティー演奏会」が開催されました。
本演奏会は昨年5月日本で開催された「台湾高座会留日70周年歓迎大会」の余剰金を活用し、東日本大震災で世界一の支援をしてくれた台湾に、音楽を通じて感謝を伝えようと企画されました。その提案を受けた台湾高座会からは、さらに日本を激励したいとの意向があり、日台双方で事務局を立ち上げ「ありがとう台湾!がんばれ東日本!」と銘打たれ、昨年末より準備が進められてきました。
日本側実行委員長の石川さんは校友で、また元日台稲門会会長というご縁もあり、弊会は協力団体として微力ながらお手伝いさせて頂きました。広報などを通じて、当日弊会からは台中会員とそのお知り合いを中心に、およそ十名が観覧しました。
19時の開場前には入場者の大行列ができていました。
日本からは観覧ツアーが組まれ、数百人の方がいらしたようで、あちこちから日本語が聞こえて来ました。
会場スタッフには日本語が堪能な方が多く、おもてなしの心を感じました。
19時半から始まった演奏会は、6組(含個人)のコーラス、演奏の他に、出演者全員での演目もありました。
何点か心に残ったシーンをご紹介します。
最初に舞台に立ったのは、南相馬市近郊の中高校生で結成するMJCアンサンブルでした。
優秀な成績を収め数々のコンクールへの出場権を得ていた本グループは、震災により離れ離れになりましたが、それぞれが自主練習を重ね目指す大会にて再会を果たしたことで共感を呼び、その後国際的な活動を続けています。
3年が経過しましたが、震災が私達の心に刻みこんだものは、変わらずにここにあります。
あどけない顔をした少年少女の澄み切った歌声が会場に響き渡ったとき、目頭が熱くなりました。
心の中にあったものが、少し解き放たれた気がしました。
石川さんとは旧知の仲の根岸英一さんが、歌声を披露されました。
そうです、あの日本が誇るノーベル化学賞受賞者の根岸さんです。
物腰柔らかいご挨拶の後、張りのある歌声は会場を包み込みました。
そして、台湾が誇るノーベル化学賞受賞者の李遠哲さんも壇上に上がり、二人一緒に声高らかに歌われました。
この光景はなかなか見ることは出来ません。
奏者全員による「花は咲く」の大合唱では、観客からも歌声が聞こえました。
3時間にも及ぶ演奏会、ほぼ満員の会場は、あたたかい雰囲気に包まれました。
盛大にこの演奏会を彩られました、奏者、関係者のみなさま、ありがとうございました。 |
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■演奏会の模様が翌朝のNHKで放送されました
以下はHPの画像です、画像クリックでリンク先に移動します。 |
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