「台湾VS北朝鮮サッカー観戦記+α」
高橋 徹 |
8月4日(土)午後の大雷雨の後、空気が爽やかで涼しくなった台北中山足球場に川田副会長夫妻、渡邉さん(校友会事務局)、長田夫妻が集まり、今井台湾ナショナルチーム監督の奥様の案内でメインスタンドの一番良い席を陣取り、来年北京で行われる女子サッカーのオリンピック予選を観戦した。
世界でもTOPクラスに入る北朝鮮を相手に、前回のピョンヤンで行われたAWAYのゲームは惨憺たる結果に終わったが、今回HOMEでどこまで善戦出来るか。今井監督によれば、同時にユニバーシアードの大会が行われており主力はそちらに裂かれ、高校生中心のチームであるから、10点以内で押さえてくれたら上出来との試合前の控えめなコメントであった。
大雨の後のグランドは水が溜まっているらしく、ボールがバウンドすると球速が増して、ボールコントロールが難しいと思われた。一方、台湾にとって唯一の味方は暑さであり、北朝鮮チームはその高い温度と湿度で実力が発揮できなければ、台湾にもチャンスあるかと思われていたが、残念ながら午後の大雨により最近にない涼しさとなり、唯一の味方の参加は期待を裏切られた。
そんな中、台湾チームは前半11人全員が引いて守り、9割9分台湾側サイドでのプレーが行われた。ハーフラインから北朝鮮側に少し入っただけで観衆は大いに盛り上がった。前半はゴールキーパーの獅子奮迅の活躍と何度かバーを直撃するラッキーもあり、何とか1点献上だけて押さえることが出来、大満足だった。
後半は男性のような北朝鮮のフォワードが実力を発揮した。高いジャンプ力を見せつけサイドからボールがどんどんセンターリングされた。流石頑張ってきた台湾チームも集中力が途切れ、1点また1点と追加点を許し終わってみれば、6−0の結果であった。攻めが全く見られなかったことは残念であるが、高校生中心であの怒涛のような北朝鮮の攻撃をけなげに防いだ台湾チームに拍手を送りたい。
後半には今井監督もベンチから出てサイドラインに近づき大声で指示を出していたが、後で聞いたら日本語で指示を出していたらしく、選手に通じたのかと余計な心配もした。
試合終了後、皆で中山北路の亜都で今井監督夫妻、通訳の加藤さんを囲み慰労会。ひとしきりサッカー談義を肴にビール・焼酎を飲みながら楽しいひと時を過ごした。女子のサッカーはこんなものであるが、男子代表は実力をつけてきたので、是非応援に来て欲しいとの今井監督からのメッセージを皆さんにお伝えしておきたい。
(その後今井監督ご夫婦・通訳の加藤さん、それになぜか出張で来ていた私の娘婿とその同僚を含め、テーブルチャージが安くなった泊木で1時過ぎまで飲み、歌いました。)
追伸)事務局より |
今井さんご夫妻、加藤さんお疲れ様でした。また、観戦下さったみなさまにお礼申しあげます。
今回初めて台湾代表の試合観戦をしましたが、歓声が足りないと感じました。
選手の頑張りと観客の応援が相乗効果となれば、近年日本代表がそうであったように、メキメキと実力を付けてゆくはずです。 |
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