開催報告
2020/12/15
【開催報告】東京五校聯誼晩會

本年最後の台北稲門会関連行事として「東京五大学聯誼晩會」が台北101ビル86階のレストランにて開催されました。

今年2020年は新型コロナウイルスの蔓延により、台湾や日本ばかりか、全世界が大変な変化に見舞われ、世界の経済も、人的交流も物流もストップしてしまいました。本来でしたらこの時期には、台湾校友会の主催によって、大学総長や日本全国の稲門会から校友の皆さんを台湾にお迎えし、毎年恒例の総会が開催されるはずでした。

現在、台湾は新型コロナウイルスの封じ込めに成功し、国内に限れば、かなり安全な生活を送っていますが、残念ながら日台の往来は止まってしまっており、例年のような形式での総会開催が危ぶまれました。そこで、本年は初めての試みとして、早稲田大学とも関係の深い大学の台湾校友会に声をかけ「東京五大学交流大会」として盛大に開催することになったわけです。

南国台湾とはいえど、12月の午後6時近くともなると、台北101の外に広がる空は夕闇に包まれています。眼下の台北の街の光が瞬き出す頃、交流大会は定刻通りスタートしました。まずは驚きのゲストの入場です。200人を超えるゲスト全員が起立して迎えるなか、早足で登場したのは蔡英文総統です。万雷の拍手を浴びて着席した蔡総統は、許介立校友会会長の紹介によって登壇し講演となりました。

日本をはじめ、世界が新型コロナウイルスの抑え込みに躍起になっているなか、こうした大規模な催しを開催できるのは、ひとえに蔡英文総統をはじめとする台湾の政府や人々の協力の賜物であり、私たち台湾に住む日本人も、台湾社会に感謝しつつ、今後も協力して参りたいと思います。

蔡総統は講演が終わると、各校友会会長とともに記念撮影を終え、次のスケジュールに向かうため、会場を離れました。続いて乾杯の発声があり、いよいよ晩餐会のスタートです。会場では台湾校友から提供された日本酒「ピカソ19代」がふるまわれ、レストラン自慢の海鮮料理とともに楽しむ光景が見られました。

また、普段はなかなか交流することのない他大学の校友の方々ともあちこちで名刺交換したり乾杯するなど、今回の「東京五大学交流大会」の開催をきっかけに、五大学の校友の方々との交流が今後ますます盛んになることが期待されました。

途中、ダンスタイムなどもあって盛り上がりが最高潮となり、最後には五大学が順に校歌を斉唱して御披楽喜となりました。

本年は新型コロナウイルスによって一部変則的となったものもありましたが、校友会主催の「東京五大学交流大会」をもって、本年の台北稲門会関連行事はすべて無事終了しました。会員の皆さまのご協力に感謝申し上げます。

あと半月あまりで2021年を迎えます。新しい年こそは素晴らしい年になることを願っております。
みなさま、良いお年をお迎えください。

■東京五校聯誼晩會

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