2017/04/06 |
【開催報告】早慶新春聯誼會 |
3月31日(金)、台北市内の国賓大飯店で毎年恒例の「早慶新春聯誼会(交流会)」が開催されました。この会は、台湾において早慶の校友が一堂に会する唯一の機会でもあり、早慶双方から約110人が出席して満堂の盛会となりました。
「早慶新春聯誼会」の特色として、普段めったにお招きできない方々をゲストとして迎えることにもあり、過去には李登輝元総統や蔡英文総統、ノーベル賞受賞者の李遠哲氏など錚々たる方々にゲストスピーカーとして講演していただいています。
今年の幹事校である早稲田側がお招きしたのは、昨年の政権交代で与党となった民主進歩党の蘇嘉全・立法院長(国会議長に相当)です。
会の冒頭、林滄智・早稲田大学台湾校友会会長が開会の挨拶に立ち「早慶が合同で行う催しは毎年この聯誼会だけ。これからは、若い世代の交流を活発化させる意味でも、このような機会を増やしていきたい」と抱負を語りました。
続いて台湾三田会の葉添信会長が本日のゲスト、蘇嘉全院長の経歴をご紹介し、いよいよ講演が始まりました。
「日台関係の突破と展望」と題して講演した蘇院長は「昨年5月に設立された『立法院台日交流聯誼会』には、立法委員の定数113人のうち、実に100人以上が参加しており、これほど多くの立法委員が参加している他国との議連は例がない。ほとんどの立法委員が、日本を重要なパートナーだと考え、より一層関係を緊密化していく必要があると認識していることの表れだ」と披露。
また「早稲田と慶応の校友は台湾の政財界でも広く活躍されており、これまでの良好な日台関係に大きく寄与されてきた。願わくば、日台がますます緊密化されるよう、早慶の校友の皆さんのお力をお借りしたい」と話されました。
さらに「早慶はライバル校であり、スポーツをはじめとする多くの分野で『早慶戦』が行われていると聞くが、今日のように『お酒』の早慶戦もあるんじゃないでしょうか」と笑いを取りつつも「ただ、残念ながらスケジュールが詰まっており、どちらが勝つのかを見届けられないのが心残りだ。機会があればぜひまたご招待いただきたい」と締めくくられ、名残惜しくも万雷の拍手を受けながら退場されました。
続いて台北稲門会の梶清裕会長より乾杯の発声があり、懇親会がスタート。早慶双方とも古い顔と肩を叩きあい、懐かしい顔と再会を喜び、新しい顔と盃を傾ける光景があちこちで見られました。校歌にある「集まり散じて人は変われど 仰ぐは同じき理想の光」の精神は、日台はもちろん、早慶にも共通の心意気のようです。
楽しい時間はあっというまに過ぎるもの。最後に早慶双方が校歌を高らかに歌い、エールを交換して盛会のうちに御披楽喜、来年の再会を誓いました。
ご出席いただいた会員各位、運営に携わられた幹事各位にこの場を借りて御礼申し上げます。
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■開催模様 |
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