早稲田大学台湾校友会2012年大会開催報告
台北稲門会事務局 |
「朋あり遠方より来る、まだ楽しからずや」
今回の台湾校友会総会行事で、何度も耳にし、そして確かめ合った言葉です。
まず23日夜、台北稲門会主催にて日本各地稲門会の方々との恒例の懇親会「前夜祭」を20名で開催しました。
弊会会長、山田さん乾杯のあいさつはこの「朋あり遠方より来る。。。」から始まりました。
各テーブルには一年ぶり、いやそれ以上にご無沙汰の方の顔がならび、タイムスリップしたような錯覚を受けます。
懐かしい話、それぞれの近況、台湾について、また時事放談など、バラエティーに富んだ話題に華がさきました。
はるばるいらした皆様にはお話を頂きました。ありがとうございました。
さあ、最後に元気よく校歌で〆るつもりでしたが。。。。総会で全身全霊を込めるためにお預けとなりました。
そのあとみなさんは、他の懐かしい朋と酒を交わしに、それぞれの夜に溶け込まれてゆきました。。。
■前夜祭収支報告 |
会費収入 |
20,500 |
日本稲門会:1000×7
台北稲門会:1500×10
学生:免費×3 |
飲食費支出 |
22,928 |
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収支 |
▲2,428 |
稲子会繰越金にて調整 |
翌24日は会場を台中に移しての開催でした。
正午台北駅から校友会チャーターバス出発、またご自身で新幹線移動、桃園空港から台中移動。。。多くのみなさんがそれぞれ朋に合うため台中に向かいます。
今回の総会会場は2007年台中総会に引き続き名門「明徳高級女子中学」、1954年に設立、校友の劉清標さんが理事長の私立女子高校です。台北から新幹線と車で約1時間半、そこにはこれが高校なのかと驚くような充実した施設が整っていました。建物だけではなく、庭園、鯉のいる池、芝のグラウンド、書や絵画などの芸術品など、近代的でありながらも調和のとれた美しいキャンパスでした。この学校で学ぶ生徒は、感性も磨かれるのではないでしょうか。
こうした素晴らしい施設をご提供頂いた劉清標理事長に感謝申し上げます。
16時、受付が始まると、校友があつまってきました。笑顔で再会を喜ぶ姿があちこちで見られました。
渡りがうす暗くなり、参加者みなさんが揃った17時頃、総会会場となるホール「明楼」を背に全体写真を撮影しました。
■全体写真 |
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場所を「明楼」4階に移します。弧を描いた、まるで国際会議場のような教室でした。そして、女子学生たちが踊り、管楽器演奏、琴、ファッションショー、合唱を披露してくれました。学生会の類ではなく、見入ってしまい、心が洗われる思いがしました。一生懸命練習し、学校を訪れるお客様を、精いっぱいもてなそうとする姿に心打たれました。学生のみなさん、頑張って下さい。
そして総会、まずは大会会長の劉清標さんのスピーチです。
「朋あり遠方より来る、まだ楽しからずや」
昨晩の前夜祭に引き続き、はじまりはこの言葉でした。
校友がこうして台中に集ってくれる、朋との再会を喜んでくれる、劉清標さんの喜びがあふれていました。
陳校友会会長の挨拶のあと、鎌田総長をはじめとした来賓のご挨拶を頂き、記念品交換、校友会活動報告などをへて、総会はつつがなく終了しました。
総会の後は会食懇親会です。会場を1Fの食堂に移します。山田会長の乾杯にて華やかに始まりました。
会場裏では、臨時の屋外調理場が設置され、大きなガスボンベのコンロ、大きな中華鍋で調理された料理が次々と我々の前に運ばれてきます。ああ、台湾らしい風景だなあと感じました。
ステージ上では各地稲門会代表の方々のスピーチ、カラオケ熱唱が続きます。
そして美味しい料理をそこそこに、校友の輪が広がりはじめました。
例年通りの光景ですが、先の総会から一年を経て、また私たちは台湾で朋と再会することが出来たのです。
正直申し上げて収拾のつかない宴会会場、最後を締めるのは昨年に引き続き、遠州稲門会の青島幹事長による「早稲田の歌」コーナーです。昨年よりも良いものを、という意気込みで、いらっしゃいました。
会場の照明が落とされ。。。ステージのみのスポットライト。。。そして第二校歌「人生劇場」口上が響きわたります。
伴奏が流れ、会場のあちこちから先輩方の懐かしむように歌う声が響きました。
会場の明かりが戻り、「紺碧の空」〜「早稲田大学校」〜「エール」と、大合唱。
「早稲田の歌というのは、実は自分を応援しているんだ」
この大舞台を前に、青島さんからその話を聞いた私は、この言葉を思い浮かべながら精いっぱい歌いました。
「でも、大勢で、朋と歌うのがいいんだよなあ〜」と、半分だけ納得したのは、ここだけの話です。ありがとうございました。
総会が無事終了し、別れを惜しむ姿が多く見られたことも、いつものことでした。
総会翌日昼はゴルフもしくは観光が、校友会主催にて開催され、早稲田一色の週末は無事終了しました。
校友会幹事のみなさま、大変お疲れ様でした。
ご参加を頂きましたみなさま、ありがとうございました。
来年は台北でお会いしましょう!
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